2024/07/26 14:09

かごしま黒豚の歴史〜起源・改良〜

<ここがポイント!>
・約400年前に、島津家久により琉球から移入したのが起源。
・幕末の重鎮、水戸藩主 徳川斉昭公も絶賛した。
・明治初期、イギリスからバークシャー種を輸入。黒豚の品種改良が本格的に開始。
・昭和30年代には、東京で黒豚ブームが起きる。「かごしま黒豚」は高品質な黒豚の代名詞に。

鹿児島黒豚について / 霧島高原ロイヤルポーク

「かごしま黒豚」のルーツは、今から約400年前に、島津18代藩主・家久により琉球から鹿児島に移入されたと言われています。その後、長年に渡り県内で飼育されてきました。
鹿児島の黒豚の名が知られるようになったのは、黒船で揺れる幕末期の頃、外交問題の重鎮・水戸藩主徳川斉昭公に「いかにも珍味、滋味あり、コクあり、何よりも精がつく」と言わしめ、郷土の偉人・西郷隆盛もこよなく愛したと言われています。

明治に入ると、黒豚の品質改良が本格的に取り組まれ、在来の黒豚にイギリスから導入したバークシャーと交配することで、おいしさに一層磨きをかけたのです。
昭和20年代には、鹿児島から東京の芝浦へ出荷が行われ、その美味さと品質の良さが評判となり、昭和30年代には、東京で黒豚ブームが巻き起こり、本県産の黒豚は「かごしま黒豚」と称され、高品質な黒豚の代名詞として広く知られるようになったのです。

<引用>